航海用操舵装置
酒井製作所では、OEM製品のひとつとして、
航海用操舵装置を製作しております。
操舵装置とは?
操舵装置は舵取 (かじとり) 装置ともいい、船の方向を必要な角度に向けたり、一定の方向に保つ装置です。管制装置、伝達装置、操舵機械の3つから構成されています。
管制装置は操舵室の操舵輪を中心としたもので、操舵輪を回すことによって伝達装置に指令を伝えます。伝達装置はこの指令を船尾の操舵機室へ伝え、操舵機械を動かします。操舵機械は舵の頂上に回転力を与えるもので、手動のものと機械で動かすものとがあります。小型船は人力で動かせますが、長さ60m以上の汽船は、動力による操舵装置を備えなければならないことになっています。
酒井製作所が、お任せ頂いているのは、操舵機械の部分で、油圧ユニットとシリンダー、それを支える架台、舵柄から構成されています。
お客様のご指示によって、ClassNK(日本海事協会)、JG(日本船舶検査機構)、ABS(アメリカ船級協会)、LR(ロイド船級協会)、DNV GL(ノルウェー船級協会)等の船級受験酒井製作所工場内にておこないます。